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開業資金はいくらがベストか?

開業の不安は借りたお金が返せるか?というところにあると思います。これは家を買う時も車を買う時も同じかと思います。だからこそ目安や見通しが欲しくなるかと思います。

まず、いくら必要か?の発想を持つ

経験上10人中8人が「私はいくら借りられますか?」という借りられる額をご質問されます。

では、残りの2人は何と言うかというと

「私がやりたい医療や経営を叶えるにいくら必要ですか?また、借りられる方法と返せる方法を教えてください」とご質問されます。

もちろん前者の考え方もリスクを回避する合理的な判断だと思います。
しかし、開業はサラリーマンが予算を持って、目標を効率的に達成するという仕事という視点を持つ前に、一度は「自分の人生を豊かにするために、開業という方法を選択する」
つまり、自分の理想を叶えるにはどうしたら良いか?という制限のない発想や固定概念の打破をしておく必要が私はあると思います。

必要な要素に見積もりをとる

開業したら否が応でも「制限の中での判断」になります。経験していない最初だけが「経験者には無い柔軟な理想」を生み出すことができます。

ですので、初めに私は「自分がやりたい医療や経営に必要なお金」を様々な企業様からお見積りをとってみるということをお勧めします。

例えば、土地代、建築代、機械、設備、人件費、広告費などなど、大きそうなお金から順番に見積もりを取り合算してみてください。その上で、「私はいくら借りられるのだろうか」という思いを持っていただいても遅くはないと思います。

お金を借りる知識も情熱も大切

だいたい必要なお金が分かると銀行さんに融資をお願いするわけですが、同じ開業でもやり方によって融資の条件や額は変わっていきます。

お金は信用で借りることができます。
信用とは条件付きで信じるという意味で、信頼とは条件なしで信じる意味を指します。

国家資格(国の制度や信用度)とニーズ(病気をする人の確率)、そして担保や保証という信用に経営者としてどれだけの熱意があるかという期待値を掛け算してお金を貸していると考えられます。

各銀行によって判断は変わるかと思いますが私の経験上、
・担保や保証が多い
・経営戦略があり熱意あるプレゼンをする
先生は好条件で融資を受けられているように思います。(担保や保証アリは当然のことですが)

これだけでなく、知識も大切かと思います。借りることに強い税理士さんや専門家の方と借りるための戦略を立てることで、年数や金利が変わることは大いにありますので、ぜひお金を借りる知識も大切にしていただければと思います。

返済能力を月間保険点数×10%×20年で目安にする

とはいえ目安があると安心されるかと思います。
そこで私は月の保険点数の売上の10%を返済に回した場合、だいたい20年間でいくら返せるか?という試算をすることが多くあります。

30万点なら300万円×10%×12か月×20年
7,200万円は支払える可能性があるということです。

こうした具体的な数字が戦略の質を高めますので、開業を意識し始めたら、先生の診察が何点なのか?を把握することも大切かもしれません。

ぜひご参考にしてください。

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著者:大谷 武史

トゥモロー&コンサルティング株式会社 代表取締役


人生の豊かさを向上することで職場を良くし事業を成長させる、事業戦略と組織戦略をかけあわせたコンサルティングを大切にし創業12年。2021年3月まで大学の非常勤講師としてゼミを持ち組織×事業を研究。

もともと日本一周を車で行ったりと地域社会に興味があり、現在は2拠点生活を目標にしている。

https://tac119.com/