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ホッとする空間を・・・診療所に花や植物を飾ってみては?

梅雨の時期を彩るアジサイが美しい季節となりましたね。先日散歩をしていたら様々な色のアジサイが道端に咲いていて、晴れやかな気持ちになりました。そして、スーパーマーケットに行ったら、入口に色とりどりのアジサイが切った竹にいけてあり、その美しさに思わず足をとめました。1日の終わりにホッと心が安らいだ瞬間でした。

キレイな花を見ると優しい気持ちになったり、笑顔になったり、会話が弾んだり。そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。


農林水産省では医療機関での花や緑の活用事例や、それぞれの病院が感じている効果についても公表しています。今回は診療所に植物があることで、どんな効果が期待できるのか、情報を共有させていただきたいと思います。

様々な効果が得られる花や緑

心を癒したり、その場を華やかにしたりする花や緑。近年の研究によって「ストレスの軽減やリラックス効果」、「室内環境の改善効果」があることが、科学的に証明されています。(農林水産省の資料より)

農林水産省では、17の医療機関を対象に、花や緑の活用事例や感じている効用などについてヒアリングを行い、その調査結果を公表しています。

その結果
▼花を見るとホッとして、 患者さんの緊張がほぐれる
▼患者さん、地域の方、施設職員間のコミュニケ ーションが良くなり、明るい雰囲気になった
▼職員が花や緑と直接触れ合うことで「命の大切さ」を再認識し、ホスピタリティーが向上した
などの声が聞かれたということです。

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花を育て飾る医療機関が感じている効果とは?

花や植物を育てたり飾ったりしている医療機関は、それぞれどんな効果を感じているのでしょうか。


季節の移ろいを感じながら癒しの提供

敷地内の花壇や植物によって、患者さんなどから「季節の移りかわりを感じられる」という声が聞かれたり、病院の雰囲気が和らぐと感じたりしている医療機関があることが紹介されています。

患者さんにとっては、治療への不安や悩みの軽減など心の癒しにもつながっているだけでなく、職員からも、花を見ているとイライラした気持ちがおさまるといった声が聞かれた医療機関もあり、リラックス効果がみられているということです。


コミュニケーションを生み出す

花や植物の管理を、医療機関の職員だけでなく、業者に委託していたり、ボランティアの人にお願いしていたりするところもありました。

院内で手入れをしていると、患者さんやその家族から「花や植物から生きる力が得られる」と声をかけられたり、来院した人たちからも「この花の名前は何ですか?」「次はどのような花を植えるのですか?」などと質問をされたりすることがあり、植物を通じたコミュニケーションがうまれているといいます。

ある医療機関が実施したアンケート調査では、ほとんどの人が花を見ると笑顔になると回答したということです。

職員同士や、地域の人、患者さんとの間に会話や笑顔がうまれ、よりよい関係性を築けるきっかけにもなっているのかもしれません。

また、高校生や専門学生がボランティアで、フラワーアレンジメント教室を開催し、患者さんと交流する場を提供している医療機関があります。花との触れ合いや、学生たちとの交流によって、楽しい時間や笑顔を生み出すことに繋がっているということです。植物を通した交流のカタチがありました。

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ストレス発散やリハビリ効果も

患者さんたちに、好きな花を選んでもらい自由にいけてもらう会を定期的に開いている医療機関がありました。

目で楽しめるだけでなく、指先を使い、無心になれる時間を持つことで、ストレス発散の効果もあるようです。また、回数を重ねるごとに、最初は会話がなかった認知症の患者さんが話すようになるなどの効果もみられているということです。作品のレベルも上がり、患者さんの機能の向上やリハビリ効果も期待されています。

患者さんだけでなく、診療所で働く職員にとっても良い効果が期待される花や植物。
診療所づくりの一つの参考にしていただければと思います。

 詳しくはこちらをご覧ください。

 事例集:農林水産省HP (maff.go.jp)

著者:IGYOULAB編集部(イギョウラボ)

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