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トライアル雇用助成金|潜在的看護師(エッセンシャルワーカー)の雇用創出

診療所の経営において雇用や人材の育成、定着は大きな課題です。

せっかく採用しても数カ月で辞めてしまったり、求めていた人材でなかったりなど問題も多くあります。またコストも時間も無駄になってしまいます。

とはいえ、実際に雇ってみないとその人の適性は分かりません。そこで活用したいのが「トライアル雇用助成金」です。

トライアル雇用助成金とは、職業経験、知能、技能の不足から就職が困難な求職者を一定期間(原則3か月)試行雇用した場合、事業者を助成するものです。

助成内容としては、ひと月あたり最大4万円の奨励金が支給されます。

試行期間に求職者の適正や能力を見極めた上で常用雇用へ移行することができるため、求職者および求人者間のミスマッチを防ぐことができることに意義があります。

助成期間は最長3カ月間となっており、3カ月試用すれば最大12万円が支給されるため、新たな雇用のハードルを下げることができます。

現時点で公表されているトライアル助成金は、3種類あります。

(1)一般トライアルコース

(2)新型コロナウイルス感染症対応トライアルコース

(3)新型コロナウイルス感染症対応短時間トライアルコース

これらの助成金を受けるには、一定の要件があります。(妊娠、出産・育児を理由に離職し、紹介日の前日時点で、安定した職業に就いていない期間が1年を超えている。など)

たとえば、妊娠・出産・育児で数年間仕事を離れていた元看護士さんは、この助成金の対象です。この制度を利用して、潜在的なエッセンシャルワーカーさんに活躍の場を作ることができるかもしれません。

詳しい要件や情報は、下記の厚生労働省のHPをご覧ください。

厚生労働省HP