ノロウイルスに注意|厚労省から予防対策リーフレットの配布
12月に入り、ノロウイルスによる食中毒に注意が必要な時期となってまいりました。
年間の食中毒の患者数の約半分はノロウイルスによるものですが、うち7割は11月から2月に発生することが多いようです。
ノロウイルスによる食中毒は、汚染された食品や 便・吐しゃ物に接触した手を介して感染する「接触感染」、吐しゃ物などからの飛沫を吸入して感染する「飛沫感染」、吐しゃ物や下痢便の処理が適切に行なわれなかったために残存したウイルスを含む小粒子が空気中に舞い上がり吸入して感染する「空気感染」により、人から人へ感染していきます。ノロウイルスは、感染力が強く、大規模な食中毒など集団発生を起こしやすいため、注意が必要です。
ノロウイルスによる食中毒予防のポイントは以下3点が挙げられます。
①健康管理・・・普段から感染しないように食べものや職員の健康状態に注意する。
②手洗い・・・トイレに行った後、食事前などのタイミングで手洗いを必ず行う。
③調理器具の消毒・・・消毒液・洗剤などで十分に洗浄、熱湯で加熱する方法等で消毒する。
もし職員や患者さんの中にノロウイルス感染者がいた場合は、トイレなどが感染源となりえます。こまめで定期的な清掃を引き続き行うことが、清潔で安心な医療を提供することにつながるでしょう。
また、お手洗いには以下の丁寧な手洗い方法を掲載した紙を注意喚起のために掲示するのもよいかもしれません。
なお上記で紹介したリーフレットは、厚生労働省より予防対策として配布されているものです(印刷自由)。
この機会に就業先や、ご家庭、患者さんにお配りするなどご活用いただくのはいかがでしょうか。
詳しい情報は、厚生労働省のHPをご覧ください。