問診票で健康長寿を管理する|かかりつけ医の新しい関わり方とは?
整形外科や歯科医院が「機能維持」のために患者さんを管理するケースが増えてきました。
ある院長は機能低下が引き起こす身体的、精神的、社会的な負担を減らし、かかりつけ医として健康長寿を支える位置づけを目指すとおっしゃっていました。
同時にそれは長期的な患者さんの定着につながり、長い目で医療と医療経営を両立する良い方法なのかもしれません。
健康における口腔ケアの重要性に注目
神奈川県海老名市の高齢者を対象に口腔機能低下(オーラルフレイル)についての調査が行われました。口腔環境に合わせて歯磨き指導や開口訓練などの改善プログラムを行い約56%の人に改善が見られたそうです。
この調査と活動の注目すべき点は「機能低下について地域レベルで意識が高まってきた」という事だと思います。いずれ多くの人たちが対処療法から予防に興味を持つかもしれません。
調査結果の詳細はこちらから
リマインドで再来院につなげる
超高齢化社会になる中、予防や早期発見・早期治療への関心が高まっています。長期にわたる患者さんの健康管理につなげるため、来院が無くなった患者さんに手紙やハガキを送るといった「リマインド」が効果が上がってきました。誕生日に合わせて検診を紹介したり、入れ歯の定期的なメンテナンスを提案したりするなど、診療所側からの積極的な発信によって再来院につながり患者さんの健康につなげる活動です。
問診票の有効活用を
ここでご紹介したいのが問診票の有効活用です。患者さんの持病の有無など、問診票を活用して情報収集をしておくことで、その情報をもとに患者さんに合った提案や案内が可能になります。各院長の考えに沿って問診票を見直している診療所も少しずつ増えてきました。
通院による健康管理に注目が集まる時代、患者さんの離脱を防止し定着を図っていくことが医療経営と院長が叶えたい医療に役立てる重要な要素であることかもしれません。
ぜひご参考にしてください。
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