「高年齢者活躍企業コンテスト」入賞企業から学ぶ職場の創意工夫
高齢者がいきいきと働ける職場づくりに先進的に取り組む企業を表彰する「高年齢者活躍企業コンテスト」の今年度の入賞企業がこのほど発表されました。厚生労働省では入賞企業の様々な創意工夫の事例を公表しています。診療所経営の参考になればと思い、共有させていただきます。
高年齢者活躍企業コンテストとは
このコンテストは高齢者雇用の理解促進や、高齢者が働き続けられる職場づくりのアイデアの普及を目的に厚生労働省が高齢・障害・求職者雇用支援機構とともに毎年開催しているものです。今年度入賞した企業では様々な工夫がされていました。一部をご紹介します。
▼柔軟な勤務形態の整備
▼費用を会社が負担する人間ドック制度を導入し健康管理を行う
▼作業時の腰痛防止などのためアイテムを導入(アシストスーツ)
▼役割・業務が変わらない限り、再雇用後も定年前と同じ賃金 など
過去には病院の取り組みも表彰されています。
その病院では下記のような取り組みがなされていました。
▼仕事方法や施設内環境の改善提案できる機会として、年に4回、職員と所属長の間で個別ミーティングを実施
▼高齢者を複数名採用するなど積極的な採用活動、採用後1カ月間は、教育担当者を決めて指導する制度を導入、職場定着を図る
▼夜勤では若年看護師とペアを組み、若年職員の精神的負担軽減や高齢職員の体力的負担軽減を図り、看護技術の継承にも繋げる など
高齢者が長年培ってきた経験、技術、知識を活かしながら、職員間で相乗効果を生み出す職場づくりを目指したいですね。
詳しくは下記の厚生労働省のHPからご覧ください。