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今すぐ始めたい!インナーブランディングや職員の成長にも繋がる動画作成

誰もがスマートフォンを持ち生活の一部になった現代。診療所でも動画の活用が注目を浴びています。診療所におけるYouTubeの活用について、スマホではじめるYouTubeスクール主宰している かとうさやかさんとともに考えています。

今回は、かとうさんに、一問一答形式で動画作成のメリットについて伺いました。

インナーブランディングにも有効?

Q:動画は大手企業で研修やマニュアルづくりなどインナーブランディング(社員に理念などを浸透させる 組織が良くなるための利用)のためにも活用されていますが、小規模経営の診療所にも適していますか?


A:小規模経営の診療所こそ、動画を活用したインナーブランディングは効果を発揮すると考えます。

インナーブランディングの目的として、自分達の得意とする医療や治療方法の魅力を知ってもらうことの他に、スタッフに診療所の理念や価値を知ってもらい、共感してもらうことがあります。マニュアルを動画にすることで繰り返し伝えることができるようになりますので、スタッフ(従業員)が自然とビジョンに沿った行動をしていくことが期待できます。

動画制作のステップは「サービスを理解し」「要約し」「伝わりやすく伝える」こと。動画制作を通して、スタッフは自然と自院の理念や価値を深く理解することにも繋がります。

スタッフの成長に繋がる?

Q:動画制作はスタッフの成長に繋がりますか?

A:「間違いなく成長に繋がる」と言い切っていいと思います。

動画マニュアルを作成するには、まずは問題や課題を認識することから始まり、その具体的な解決策を整理してアウトプットすることになります。これ以上の学びはないと思います。

実際、私は動画編集の依頼があると、編集を通じて何度もそのコンテンツや理念を耳にし、(テロップとして)文字起こしをしますので、10分ほどの動画であっても動画を提出する頃にはその会社の魅力をすっかり理解しています。

また動画制作とはチームで一つの作品を完成させることです。互いに協力し、一つの作品を作り上げていく過程の中で、スタッフ同士の一体感が生まれます。

動画制作は難しいイメージがあるかもしれませんが、覚えると単純に楽しいです。動画制作そのものが、楽しくアウトプットしながらチームで学びを深めるきっかけにもなります。

動画づくりは気軽に始められる?

Q:機材や技術、知識などの不安があり、動画制作にハードルを感じます。どれくらい気軽に始められるのでしょうか?

A:結論から言いますと、スマートフォン、三脚、約3,000円のピンマイクがあれば始めることができます。

動画制作に高いハードルを感じる一番の理由は、「本格的な機材を揃える必要がある」「難易度の高いプロの動画編集ソフトを覚えなければいけない」というイメージからくるものです。

マニュアル動画の動画制作に重要なのは、テレビCMや映画のようなハイセンスな画像や高度な編集ではありません。課題を整理し、分かりやすくアウトプットする力が必要なのです。高度な編集スキルを身に付けるのではなく、スマホの基本操作さえ覚えれば制作ができます。

今のスマホのカメラはとても高性能です。機能も充実しているので、スマホがあれば早ければ10分〜20分で編集した簡単な動画が完成します。

私は電車での移動中や打ち合わせ前のカフェなどで動画編集をしています!

著者:かとうさやか​

・スマホではじめるYouTubeスクール主宰
・スマホで始めるYouTube講師

「人はどうしたら、より輝きを増すのか」に興味を持ち、大手エステサロンに勤務し、研究に没頭し追求する。その後、絵描きに転身。
延べ6000人以上の似顔絵を描き、月間1万5千部発行の業界紙「月刊HACCP」にて漫画を連載。卒業生5万人以上のスクールの公式テキストの挿絵・公式LINEスタンプをプロデュース。ジュンク堂 名古屋栄店地下ギャラリーにて個展を開催。
似顔絵、webデザイン、広告漫画を通じて「人、商品、サービスの魅力を視覚化すること」を得意とする。

現在は、自主制作動画のスクールを主宰。スマホ1台でクオリティの高い動画を作成、配信するノウハウを指導するYouTubeセミナーを行っている。

【主な実績】
起業・副業を目指す女性のトータルブランディングプロデュース
月刊HACCPにて漫画連載
星城大学オープンカレッジ講師
日本メンタルヘルス協会認定基礎心理カウンセラー