外国人患者受け入れ体制構築を|厚労省 コーディネーター養成研修 無料実施へ
医療機関を受診する外国人患者さんの受け入れ体制の整備に向けて、行政も様々なサポートを行っていますので共有させていただきます。
増加傾向にある外国人患者 困りごととは…
出入国在留管理庁が行った「令和 2 年度在留外国人に対する基礎調査」の中に医療についての項目もあり、それによりますと、回答した 1600 人のうち「日本語が理解できるので困らなかった」と回答した人は半数以下の 約44% にとどまり、半数以上の人が言葉の問題を抱えていることが明らかになりました。
病院で診察・治療を受ける際の困りごとをみると、「特に困ったことはない」の割合が最も高いものの、以下のことが挙げられています。
▼病院で症状を正確に伝えられなかった
▼どこの病院に行けばよいか分からなかった
▼病院の受付でうまく話せなかった
▼診断結果や治療方法が分からなかった
こうした調査結果からも、外国人患者さんの中には何らかのサポートが必要な状況があり、医療機関側の受け入れ体制の整備が大切になっていることが伺えます。
調査結果の詳細はこちらから
(医療の調査結果については140ページから記載されています。)
厚労省 医療コーディネーター養成研修実施へ
医療機関の外国人患者の受け入れ体制の整備を進めるため、厚生労働省は医療コーディネーターの養成を目的に来年、オンライン研修を行うと発表しました。
【令和3年度外国人患者受入れ医療コーディネーター養成研修】
開催日:令和4年1月ごろ(決定次第、公表予定)
受講料:無料(オンライン実施)
対象者:拠点的な医療機関に勤務または今年度中に勤務が決まっている職員
詳細は下記をご確認ください。
令和3年度「外国人患者受入れ医療コーディネーター養成研修」(厚生労働省HPより)
また厚労省では外国人患者の受け入れのためのマニュアルを作成し、公表していますのでご参考にしてください。
詳しくは下記をご覧ください。