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労働力確保へ 「年収の壁」に対応する企業を支援する助成金の利用状況は?

パートやアルバイトの人たちが「年収の壁」を意識せず働ける環境を後押しするため、「年収の壁・支援強化パッケージ」として、厚生労働省では、キャリアアップ助成金(社会保険適用時処遇改善コース)を創設するなど対応策を講じています。

2024年1月末までに助成金を活用する予定の事業主から3700を超える計画届が提出されています。厚生労働省では、実際の企業の活用事例なども紹介しています。

「106万円の壁」と「130万円の壁」への対応

パートやアルバイトの人が社会保険料を負担せず働くため時間を抑える「年収の壁」。

年収106万円以上となると厚生年金や健康保険への加入が必要となります。

この「106万円の壁」の対応として、厚生年金や健康保険の加入に伴う手取り収入の減少を防ぐ取り組みを実施する企業に対し、1人あたり最大で50万円の助成金を支給しています。

具体的な取り組みとして、賃金アップや労働時間の延長、保険料相当額の手当の支給があります。

また、年収が130万円を超えると、国民年金や国民健康保険の支払いが必要となります。

繁忙期の残業などで一時的に収入が増えたことで年収130万円を超えた場合でも、事業主の証明があれば、扶養に入り続けることができるようになります。

詳しくは以下のサイトをご覧ください。

これまでに3700を超える計画届を受理

助成金を利用するためには、取り組みを行う前に、管轄都道府県労働局に計画届を提出する必要があります。2024年1月までは、取り組み開始後に計画届を提出することができる特例が設けられていましたが、2月以降は、通常通り、取り組みを行う前に計画届を提出する必要があります。

厚生労働省によりますと、1月末までに3,749件の計画書を受理していて、取り組み予定の労働者数は14万4,714人だということです。

さらに、それぞれの従業員に合わせた対応を実施することや、この制度の活用に加えて企業独自の手当てを支給するなどの実際の企業の活用事例も公表し、さらなる活用の促進を図っています。

ぜひご参考にしてください。

詳しくは以下のサイトをご覧ください。

著者:IGYOULAB編集部(イギョウラボ)

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