今年の夏も全国的に猛暑か 診療所で早めの対策を啓発しませんか?
2023年の夏は、全国各地で猛暑日が相次ぎ、平均気温は1898年の統計開始以降、最も高くなりました。気象庁は、今年の夏も、全国的に気温が高くなる見込みだと発表しました。
2024年夏も全国的に猛暑予想
2023年夏(6〜8月)の平均気温は北・東・西日本でかなり高く、日本の平均気温は1898年以降で夏として最も高くなりました。
15地点の観測値による平均気温偏差は+ 1.76℃となり、1898年の統計開始以降で最も高かった2010年(+ 1.08℃)を大きく上回り、夏としては最も高くなりました。
今年の夏の気温について、どのような予想がされているのでしょうか。
気象庁が発表した今年の夏の天候の見通しによりますと、全国的に気温が高くなると予想されています。
地球温暖化や春まで続くエルニーニョ現象の影響などにより、全球で大気全体の温度がかなり高くなり、太平洋高気圧の西への張り出しが強く、暖かく湿った空気が流れ込みやすいからだということです。
平均気温が高い確率は、北日本で50%、東・西日本で60%、沖縄・奄美で70%となっています。
診療所で啓発しませんか?
患者さんにとって身近な存在である診療所で、暑さへの対策や早めの対策の大切さを発信するのはいかがでしょうか?
患者さんの状況に合わせてアドバイスすることやSNSやブログなどでの発信、さらに、診療所内でのパンフレットなど様々な手段があるかと思います。
・春からできる対策
・熱中症の事例や対処方法
・エクササイズなど普段からできる予防対策
・屋外、屋内でのそれぞれの危険性
・持病がある人が特に気を付けること
・子ども向けの予防対策、高齢者向けの対策
・熱中症のリスクがあがる要因
・受診すべき熱中症症状のチェックポイント
といった様々なテーマが考えられます。
ぜひ、地域の人たちの身近な存在である診療所で、地域の人たちの命や健康を守る情報発信をしてみてはいかがでしょうか。