求人の応募ゼロを止めるためのチェックポイント(更新頻度、タイトル、特徴の書き方)院長Q&A
今回は「求人を出し続けているけれど応募が来ない」というお話をいただきました。
このようなケースを非常に多く見てきています。様々な要因があり、それらを一つずつ改善していくということをご提案しています。
媒体に問題があるのでは?というご相談をとても多くいただきます。確かに、媒体選びは非常に重要な要素ではあるのですが、今回は、視点を変えて、媒体にのせる内容に着目してお話します。
毎回、掲載する文言を変える
求人を効果的にやられている診療所は、毎回、求人媒体に載せる文言を変更しています。これは非常に効果があり、私も推奨させていただいている方法です。
求人を見ている人は「今すぐ働きたい、すぐに転職したい」という人たちばかりではありません。すぐに転職を考えている人たちも当然いますが、求人サイトを見てはいるものの、それほど転職に焦っていない、「そのうちいいところが見つかれば転職しよう」と考えている人も多くいるのです。
つまり市場は次々と流れていく求人情報を見ているのです。同じ文言や興味をひかない文章は気にも留めてもらえません。毎回文言を変更して、目に留まる求人を目指すことが大切なのです。
閲覧数はあるのに応募が無いときは、一度その求人を取り下げて、再度アップし直してみたり、有料版であれば、タイトルを変えたりすることもできます。このようにどんどん変えていくことで求人情報の鮮度を高く保てます。
「毎回文言を変更する」ことで多くの求人の問題は解決に繋がる可能性がありますので、ぜひお試しいただきたいと思います。
職場の特徴を具体的に書く
「毎回文言を変えて掲載してください」という話をすると、「書くことが無くなってしまう。どんなことを書いたらよいのか」というご質問を受けることがあります。
なかなか応募がないという診療所の記載内容を見てみると、業務内容や福利厚生、給料といったことのみ記載されているパターンが多いです。診療所の特徴が詳しく書かれていない場合も応募が少なくなってしまいます。
また、「どんな職場なのか」を書かないと魅力ある求人情報とはなりません。「ここで働くメリット」を表現するためにも、「職場でどんなことを大切にしているか」など「職場」に対する経営者としての考えを伝えることが大切です。
職場において大切にされることの一つは人間関係を含めた過ごしやすさです。例えば、休憩のとりやすさや人間関係のよさをどう維持しているのか、スタッフルームは過ごしやすいのか、仕事は覚えやすいかなどトータルでみて、職場での過ごしやすさについての先生の考えやどのように工夫しているのかをしっかり書くことで見ている人に響く求人情報に繋がるのです。
特に職場での人間関係で悩む人は多いので、チームワークや人間関係をよくするためにどう行動しているのかを書くことが重要です。
そして、昨今の若い人や一時仕事から離れていた人たちは、「成長」を非常に重要視しています。「どのように成長させてくれるのか」ということが明確にある職場に身を置きたいと考えています。ぜひ職場の過ごしやすさや人間関係、成長カリキュラムについて先生のお考えを求人情報に盛り込まれることをお勧めします。
ここで働くメリットを書く
以前は求人情報に、求める人物像を書けばよかった時代もありましたが、今ではプラスに働くことは少ないように思います。一方で、応募の時点である程度、ふるいにかけたいと思われる先生は、求める人物像を明確に書くことが大事だと思います。
ただ、一般的には入口は広くして、面接のときに求める人物像とミスマッチしていないかを確認するという形がよいのではないかと考えています。
そこで、入口を広げるためにも「うちで働くことでこんなメリットがある」ということを発信してみてはいかがでしょうか。メリットを絞り出して作るのも経営者の役割だと思います。その部分に共感した人が応募してくれることにも繋がります。
まずは、自身の診療所で働くメリットを考えていただき、それを毎回文言を変えて掲載していただくことで、全く応募がないという事態から脱却できるかと思います。
ぜひご参考にしてください。
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