話題のチャットGPTを診療所経営で使うとしたら?ブログづくりなどに活用できるのか?試してみると意外に秀逸でした|院長Q&A
チャットGPTをご存じでしょうか?AIを活用して質問に答えてくれる自動応答ソフトです。
今回、ある先生に「いま話題のチャットGPTを診療所経営に使えますか?」というご質問をいただきましたので、実際に試してみました。
ご参考にしていただければと思います。
目次
広がりを見せるAIチャット
メッセージアプリLINEで会話を楽しめる「AIりんな」や、LINE公式アカウントのAI返答機能など、世の中にAIチャットがいくつも出てきていて、今後も広がりを見せると考えられています。
そんな中、いま話題になっている「チャットGPT」。これまで、短文での返答だったAIチャットと違って、チャットGPTでは、長文で返信してくれたり、要約をしてくれたり、さらには企画やアイデアを提案してくれたりと、進化を感じます。
そんなチャットGPTを診療所経営で活用できるのか、実際に試してみました。
実践①「ぎっくり腰について簡単に説明してください」
医療の情報を患者さんに簡単に伝えたいと考えた際に、執筆時間が先生ご自身や職員の皆さんにもないという悩みを抱えていらっしゃるのではないでしょうか。また、書いても「専門的になりすぎてしまう」という声も聞かれます。
そこで試しに「ぎっくり腰について、子どもでも分かるように簡単に説明してください」とチャットGPTに入力してみました。すると、1分以内に次のような文章が返ってきました。
子どもでも分かるというわけではないかもしれませんが、3行でものすごく分かりやすくまとまっている、と感じました。さらに、メッセージを送った後、他の作業をしている間に勝手に文章が出来上がってくるのも嬉しいポイントです。
医療経営において情報発信することは非常に重要です。しかし、情報発信には、先生や職員に負担がかかります。
そんな時に、アイディアを出し、文章にまとめるという「0から1にする」難しい作業にチャットGPTを活用すれば、後は文章の添削だけでよいので、手間も大きく省けると感じました。
実践②患者さんに伝えた方が良い情報は何ですか?
患者さんへの情報提供は、コミュニケーションや再来院に繋がる一つの手法です。
クリニックと患者さんを繋ぐためにも情報発信を継続的に続けることが重要ですが、多くの先生からは、「ブログや院内広報のネタが尽きる」「何を書いたらよいか分からない」という声が聞かれます。
そこで、チャットGPTに「一般的な皮膚科に通う患者さんに伝えた方が良い情報は何ですか?」と聞いてみました。すると箇条書きで次のような返答が返ってきました。
これが全てではないものの、このネタを元に、先生や職員のみなさんが分担して書くきっかけになり、話が進みやすくなるのではないでしょうか。ある程度、体系的に物事について調べ提案してくれるので、一つの判断材料になると感じました。
実践③日常的に行える予防医療の豆知識はありますか?
この他にも、「予防医療について日常的に行えるような豆知識はありますか?」という質問もしてみました。
その他にも、「チームビルディングはなぜ必要なのか」「医療向けのチームビルディングでやるべきカリキュラム」「医療記事を書きたいので教えてください」などと色々と試してみました。
いかがでしょうか。何かのきっかけになりそうなヒントが得られるのではないでしょうか。
「要約」も活用方法の一つに
もう一つ、試してみて良かったと思うことが「要約」です。
例えば、症状や病気の専門的な説明を患者さんに伝わりやすくするため、文章をコピーして「要約してください」と送信してみたところ、しっかり要約してくれました。添削が必要な部分もありましたが、かなり有用性を感じました。
以上、実際に試してみたところ、患者さんの満足度向上や、自分たちの勉強会をどう行っていくかという企画提案など、0から1にする、要約する、提案する、など、チャットGPTは診療所経営でも、様々な形で活用できると感じました。登録もとても簡単です。
試しにやってみてはいかがでしょうか。
ご参考にしていただければと思います。
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