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介護業界が進化する。本業以外での収益化「外貨獲得」が人財難を脱却し大逆転する予感とは?

院長から寄せられた質問にお答えする「院長Q&A」。今回は、介護福祉業界で「問合せが多くなってきた仕事は何か?」というご質問に弊社独自のトレンドからお答えさせていただきます。

弊社は人財育成のご支援を得意としています。医療専門のコンサルティング会社ですが、医療法人や社会福祉法人または株式会社が運用している介護・福祉施設もクライアント様として持っています。

今回は介護福祉業界で「問い合わせが多くなってきた仕事は何か?」という質問にお答えしていきます。

今と昔、同じ悩みでも考え方の違いで対策が違う

人財育成のご相談内容で離職防止や採用強化は7年程前から変わっていません。ただ同じ内容でも仕組みやお悩みの本質が変わりました。昔は就業規則が整ってないなどが理由でトラブルも多かったのですが、ここ数年、新規の介護施設や福祉施設は、労務や人事制度など就業規則はとてもしっかりとしていて、別視点でのお悩みに変わりました。採用強化について具体的に訪問の場合は、人数が減ると閉鎖に追い込まれてしまったり、新卒を採用しないと将来人手がいなくなるなどの内容があります。

さらにここ数年、新しい仕事の発想で、「どうやって外貨を稼ぐのか」という質問が増えてきました。「どう介護保険点数以外で売上を上げるか」ということが3年前から本格的に始まり、外貨で稼ぐことで離職防止や採用強化にも効果があることが分かりました。

離職防止、採用を改善する「外貨を稼ぐ」とは?

人生を豊かにする人財育成制度のなかでも、キャリアパスの見える化は重要です。介護・福祉職での目標は、うまくなること、資格取得、主任になることなどです。しかし主任にはなりたくないなど、将来性ややりがいが消えてくると離職につながります。

そこで多様化したキャリアパスを持つことを始め、本業以外に、広報委員会をつくり、SNSのことを学んだり、地域とのボランティア組織をつくってみるなど、新たな仕事や役割をつくります。

すると職員から自分の給料も上がるようなビジネスをやりたいという意見が多く出て、介護をやりながら、社内ベンチャーで独立起業するということを始めることになります。

これを進めていくと、ビジネススキルがない、学ぶ場がないということに気が付きます。一般企業で勤めると、マーケティングや数字のこと、企画書の書き方などを覚えていきます。しかし医療職や介護職では一般企業で覚えるスキルを学ぶ機会がなく、まずはビジネスモデルの考え方やマーケティング、価格の付け方、市場調査の仕方など、ビジネススキルを学ぶ機会をつくることから始めます。さらに商品やサービスの作り方、お金の稼ぎ方を学び、保険点数、介護保険点数にしばられない外貨を稼ぐ部門が出てきます。

そして外貨を稼ぐと法人の売上や利益は上がります。介護保険点数内だけで給料を決めると、給料の天井が決まってしまい、将来性に不安を覚え、離職や採用が難しいという問題が出ます。しかし外貨を稼ぐことで本業に補填ができ、給料を高くできたり、可能性を広げることで離職防止や採用強化につながることが分かってきました。

他事業の利益で、業界水準から少しでも給料を上げると求人に応募も来やすくなります。結局お金の話になってしまいますが、求職者は月額の給料で検索を足きりしていくからです。またボーナス支給や、給料の補填ができなくても勉強ができるなど、福利厚生を充実させると、介護業界でも働きたいという人が出てきたりします。

介護はキツイことで人気がないだけではなく、介護はおもしろいが、将来の給料に不安があるという人もいます。そこで外貨で稼いだ利益で、給料の補填やきつい部分を解決してくれる機械やAIの導入、横のキャリアパスを用意することでやりがいを創出し、離職防止や採用強化していくことをおすすめすることが弊社では最近増えてきました。

外貨を稼いで他業種分野での活躍を

人財育成でビジネススキルを高め、主任や副主任が介護をやりながら、他分野のこともできるようになると、本業の現場に還元することもできます。例えば、ロジカルシンキングができるため問題解決が早くなる、ビジネスマナーができるため業者さんとのやりとりもスムーズになり、家族との説明もミスが減るなどです。

弊社では介護福祉業界にビジネススキルを伝えるという仕事が増えてきました。一般企業のビジネススキルを医療介護福祉現場の中でも使えるように置き換えていくやり方が弊社は重要だと考えています。

今回は弊社でのトレンドという形で説明させていただきました。

ご参考にしてください。

詳しくはこちらの動画をご覧ください。

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著者:IGYOULAB編集部(イギョウラボ)

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