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開業Q&A|立地が大切とはどういうこと?

先生方から寄せられた開業に関する質問に「今の時代ならどうするか?」という視点でお答えする連載「開業Q&A」。

今回いただいた質問は「立地が大切とはどういうこと?」というもの。

様々なセミナーで立地が大切だということを聞きますし、そこでよく言われるのが「人口」や「目立つかどうか」が大事だということです。

今回は、その真意をご紹介したいと思います。

人口が多いだけでは希望の医療は叶えられない

開業において何よりも大切なのが「やりたい医療を叶えられるかどうか」です。では、選んだ場所が、希望を叶えられる場所なのかを判断するためには、どのポイントを見ればよいのでしょうか。

それは「10年先もその地域に、やりたい医療のメインターゲットがいるのか」ということです。

メインとなるターゲット層が10年先に右肩上がりで増えるような場所は、将来性があるとお伝えしています。

高齢者に向けた医療がしたい、ゆくゆくは往診に繋げていきたいという先生が新興住宅地を選んだり、小児向けの医療をしたいと考えている先生が、高齢化が進んでいる昔からある団地で開業したりしても、やりたい医療が叶えられるとは言えません。いくら人がいても、10年先もやりたい医療の相手がいるかどうかを見ることが大切なのです。

そもそも根底となる「やりたい医療は何か」が明確でなければ、ターゲットを絞ることはできません。開業するにあたって、「やりたい医療は何か、どんな医療経営がしたいのか、自分の人生をどうしたいか」ということを先行して考えることが大切なのではないでしょうか。

さらに、目指す医療のカタチが明確であることで、より効果的な広告戦略にも繋げられると思います。

ぜひ、人口が多いという点だけで選ぶのではなく、ターゲットがいる場所で10年かけてブランディングを行っていただければと思います。

“目立つ”場所は新規獲得に強い

開業するにあたって、幹線道路沿いがいいとか、コンビニエンスストアやカフェなどがあるところなど目立つところがオススメと言われることも多いと思います。

では「目立つ場所」はどういう効果があるのでしょうか。

それは、新患獲得に強いということ。つまり、目立つ場所の方が広告宣伝費をかけなくて良いためオススメだということです。

しかし、最近、自分がやりたい医療を、患者さんの数を制限してでも丁寧にやりたいという先生も多くなってきました。

最近は、多くの患者さんがインターネットで調べた上で来院する時代です。幹線道路沿いでなくても、そこがいい場所だと思ったら、その分だけ広告宣伝を出せばいいのです。

つまり立地の良し悪しは新患獲得に関していうことです。

新患獲得は立地ではなく看板や広告など他の方法でやるということも一つです。広告効果を高めるためにも、やりたい医療を明確にした上で強みを発信することが大切です。

ぜひ、やりたい医療がスムーズに叶えられる場所なのかを前提に考えていただければと思います。

詳しくはこちらの動画をご覧ください。 

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