【医療経営アカデミー】増える予防医療時代の定期通院戦略
今回の医療経営アカデミーは「かかりつけ医から かかりつけ通院へ」がテーマです。
こういうことを考えている先生もいるんだと一つの参考にしていただければと思います。
困ったらいつでも頼れるドクターというイメージがある「かかりつけ医」。あの先生に言えば私のことが分かってくれるということが、昭和時代は強くあったのではないでしょうか。
一方、「かかりつけ通院」とは、定期的に通院し、予防や機能維持をする医療機関という意味合いです。病気やケガなど困ってからではなく、普段から健康維持などのために通院するというものです。
人生100年時代。健康長寿という言葉が広がる中で高齢就業が求められる時代にもなってきました。一方で、老々介護やヤングケアラーも社会問題として出てきています。さらに、この3年間はコロナ禍で免疫や基礎疾患という言葉もクローズアップされました。
そんな中で、潜在的にも顕在的にも「健康を維持したい、元気で人生を楽しみたい」という巨大なニーズが社会にあるのではないでしょうか。
国としても、令和2年 厚生労働省の第127回社会保障審議会医療保険部会「予防・健康づくりについて」という資料の中で
「個人の健康がQOLを向上し将来の不安を解消する」
「健康寿命の延伸で働き手を増やす」
「高齢者が地域社会の基盤を担う」
という方針を定め、そのためには、病気になってからの対応だけではなく社会全体で予防することが大事だということを示しています。
また、現役世代が急減するとされる2040年問題があるように、総就業者数の増加とともに、より少ない人手でも回る医療・福祉の現場を実現することが必要などとして、
「健康寿命の延伸」や「医療・福祉サービスの改革による生産性の向上」などの取り組みを進めていくと、医療経営についても言及し始めています。
動画では、国の方針についても詳しく説明させていただいています。
動画の資料(PDF)はこちらからダウンロードできます。(下のリンクをクリックするとダウンロードが始まります)
厚生労働省保険局第127回社会保障審議会医療保険部会予防・健康づくりについて.pdf
実際に「将来困らないためにまた来院してね」と発信する先生方が増えたように思います。
では、どうすればまた来てもらえる医院になるのか、定期的に通院してもらえる診療所になるのでしょうか。今後の医科、歯科業界の動向予測を踏まえながら考えていきたいと思います。ぜひご参考にしてください。
動画のダイジェスト版はこちらからご覧いただけます。
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