昨年比2倍|コロナの影響で倒産にいたる診療所
コロナ禍の影響による一般診療所の倒産件数について、東京商工リサーチ(https://www.tsr-net.co.jp/)よりデータが発表されました。
2020年には11件だった倒産件数は、下記グラフにあるように、2021年には22件にまで倍増したようです。
その中でも、新型コロナに関連した倒産は11件にも及び、半数以上はコロナ渦を理由とした倒産であるようです。(※1)
倒産件数が多いのは東京などの都市部
地区別でいうと、22件中、関東地方が14件でした。そのうち、東京都は7件であり、一番倒産件数が多かったようです。
また、近畿地方が5件のうち大阪府は3件と、都市部に集中している傾向がみえました。
この傾向から読み取れるもの
考えられる原因としては、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の発令により、受診控えが広がりました。
特に都市部は、緊急事態宣言やまん延防止措置の期間が、地方よりも相対的に長いです。
また、オフィス街も多くテレワークの普及により診療所に来る患者さんの数が減少したと考えられます。
科目別でみると、高齢患者さんをターゲットとした眼科、内科等も来院患者数の減少も大きいようです。
オミクロン株の出現により、診療所の経営はまだ回復しきれていないところもあるかもしれません。
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※1:参考HP(東京商工リサーチ「診療所」の倒産 コロナ禍の直撃で2倍増(2021年1-12月)」)