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時間内の練習希望に伝えたい学びの考え方

「就業時間内に業務に関わる手技などの練習や調べもの等がしたい」という要望がでたとき、院長先生はどのように対応するのが良いのでしょうか。

色々な院長先生のお話を伺う機会の中で、様々な対応方法がございましたのでそのお話を共有させていただきたいと思います。

必要最低限の人材育成は、必要なコストとして考えるが…

業務として必要最低限のスキルは、経営者として育てる義務があり、コストをかけても提供した方が良いかと思われます。なぜなら、業務に直結することだからです。

しかし、そのスキルの習得には個人差があると思います。

そのため、就業時間内に練習時間を提供するとしても、一定の線引きが必要です。

「この練習材料やこの就業時間を会社側から提供するので、このレベルができるようになるまで、(自習も含めて)やってほしい」と伝える必要があります。

なお就業者側に提供する時間等の線引きは、経営者である院長先生自身で決めることができます。

過去にいらっしゃった院長先生の話 (動画4:19~)

過去に「就業時間内の練習は認めないけど、環境等は提供する」という院長先生がいらっしゃいました。

理由を伺ってみると、

「仮に就業時間内の練習を認めた場合、

その診療所で働いているうちは、診療所と就業者との両方の利益になる。

しかし、就業者が診療所を辞めたときは、就業者のみの財産となってしまう

そのため、利益は折半したい。

その院長先生は、診療所内の財産の還元率を考えて「必要な環境や材料などのみを提供する」という形になったそうです。

今の行動は未来の自分への投資

就業時間に練習時間を含めるか否かという論点は、学生のときと同じように考えることができます。

授業中の勉強だけで大学進学を目指したいと思う人。

授業中だけでなく、自主的に勉強をして希望の大学へ進学したいと思う人。

どちらの選択するかは、自分で選ぶことができ、それが未来へとつながっていきます。

就業時間内のみ仕事のために使うか、

就業時間外を仕事の自習のために使うかの価値観は、個人の生き方にも関わってきます。

どのような方針にするかは、経営者の選択ですので考え方の一助になれば幸いです。

詳しくはこちらの動画をご覧ください。

著者:IGYOULAB編集部(イギョウラボ)

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