SNS検索世代を集患!インスタ活用のメリットとは?|開業Q&A
先生方から寄せられた開業に関する質問に「今の時代ならどうするか?」という視点でお答えする連載「開業Q&A」。開業を検討している先生、今まさに開業準備中の先生に見ていただきたい内容となっています。
弊社は開業後のコンサルティング案件が多いため、開業準備の際に想定していたことが、実際にどうなったのかというノウハウがありますので、開業された先生方が開業準備でやっておいて良かったと感じていることなどをお伝えできればと思います。
今回は「インスタグラムをやった方がいいのか?」という質問をいただきましたので、弊社の開業コンサルとして大切にしていることを踏まえて、お答えしていきます。
30代までの女性に特に効果
インスタグラムはやった方が良いと考えています。理由は、10、20、30代の方はインスタグラムやティックトックなどSNSを利用している人が多いからです。またSNSを利用している人は「#(ハッシュタグ)検索」と呼ばれる方法で頻繁に検索します。この「#検索」とは、若い世代の検索のスタンダードで、特にインスタグラムで活用されています。投稿する際に「#」をキーワードの前に付けることで検索されやすいような工夫がしてあることも多く、「#検索」でよりピンポイントの検索結果を得られやすくなっています。そのためインスタグラムを活用する場合は、「#検索」を意識することが必要になります。
そして開業に関しては、「#検索」をする人たちをターゲットに入れることによって「#ニューオープン」などのキーワードで他のお店などを調べていた人が開業する先生のインスタグラムにもヒットし、認知度を0から1に持っていくことが可能になる場合があります。Google検索などで先生のクリニックにたどりつくには、潜在的ではなく、意識的に検索しなければ先生のクリニックと出合うことができません。そのため、全く知らない人が検索して知るということは難しいです。そこで自分の意図していないのに入ってくる情報にも効果があると考えています。例えば看板や院内広報、内覧会や求人のチラシなどは無意識に情報が目に入るため、Web以外の情報発信も重要と考えています。また「#検索」によるキーワード検索は、インスタグラムやティックトックなどで探そうとしてなかったのに勝手に情報が入るという意味で、有効な情報発信の方法なのではないかと思っています。
開業ストーリーが応援者を増やす
では、インスタグラムの効果を上げるためには、いつから、何を題材に始めたらよいでしょうか? 私がお勧めしているのは、地鎮祭からであったり、テナント探しの状態から「開業のストーリー」として情報を発信していくことです。例えば、テナントで開業する場合、現地看板を出してインスタグラムを開設していること、開業の物語やエピソードを発信していることをアピールします。インスタグラムを利用しているのは、10~30代の女性が多いため、おしゃれなものにして、ターゲットを絞り、効果を高めます。そうすることで地元の女子高生やお母さんたちが投稿を見てくれることがあります。
投稿内容が実際の進捗とリンクすることで、工事が始まった様子や外からでは分からない、内装や打合せの様子をインスタグラムに投稿していくと、見ている人は興味から応援に変わります。応援しているものを広めたいという心理が働く傾向があるので、口コミのように地元の小さなコミュニティではバズるというような現象が起こる場合があります。そしていざ内覧会となったときにはすでに応援者がいるので内覧会に来ていただいたり、内覧会のことを宣伝してくれる人が出てくることもありえます。実際に弊社クライアント様の整形外科の内覧会時には、50代以上のターゲット層ではない若い女性が「インスタグラムを見て内覧会に来た」と言って足を運んでくれたとのことです。他にもオフィス街では、インスタグラムを見て、若いOLさんも来てくれたというお声をいただき、開業前からのインスタグラム投稿で得られる集患の効果が顕著に出始めています。
過度な期待は禁物
ここまでインスタグラムのメリットを紹介してきましたが、注意点もあります。新患獲得をインスタグラムで継続することに関しては、過度な期待はしない方が良いかと思います。先生のターゲット層が10~30代の女性である、産婦人科や皮膚科、歯科などであれば、費用対効果は高いと思われますが、シニア層であったりすると、他のことに労力を費やした方が、良いかと思います。
このようなことを踏まえ、内覧会までの間に知らなかった人の認知度を0から1にするためには、インスタグラムは有効なのではないかと考えています。
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