職員と仲良く楽しく話すタイプではなくても職場を良くすることはできるのか?安心してください!性格に合ったやり方があります。
院長から寄せられた質問にお答えする「院長Q&A」。今回は「私はみんなと和気あいあいとできるタイプではないけれど、医療経営は上手くいくのか」というご質問をいただきました。
和気あいあいと接するタイプの人はごく一部で、ほとんどの先生は実直な自分を見せることで、職員から信用、信頼を得て、それが患者さんにも伝わり、医療経営や人材育成の面で上手くやっている先生が多くいらっしゃいます。
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自分の状況に合わせて変化を
経営者である私も、現在40代ですが、20代の頃と比べると、価値観や行動が変化してきました。例えば、以前はSNSの発信に力を入れていましたが、今はあまり積極的に行っていません。自分がコントロールできない時間が増えてしまうからです。
確かに、SNSには人脈を広げることができるという利点があり、コラボレーションの話をいただくなどチャンスが広がります。チャンスや人脈を広げたいというときは、SNSなどの情報発信がとても大切になってきます。しかし一方で、いまやりたいことが明確で、時間が限られているという状況では、そこに注力するためにも、情報発信という手段を積極的に行わないという選択もあります。
このように、自分のコンディションや、やりたいことをコントロールするためにも、状況に合わせて変化させていくことが大切なのではないでしょうか。
今回いただいた質問に対しては、「和気あいあいとするときもあれば、しないときもある」と臨機応変に行動を変えられてもよいと思います。
自分の性格を見つめ、自分らしさを大切に
状況に合わせて行動を変えるというのが、今回のご質問に対する一つの回答ですが、もう一点、お伝えしたいことがあります。それは、そもそも、人には「性格がある」ということです。
実際に弊社のクライアントの先生方を見てみると、陽気な方で人と様々なことを積極的に行っていく人は4割弱で、6割から7割の方は寡黙な方が多いです。
だからといって、人と接しないというわけではなく、言葉数が少なく派手なパフォーマンスはしないような方が多いように思います。
自分の性格をしっかり受け入れ、自分のパフォーマンスを発揮しやすいのはどういう形かを把握するのが大切だと思います。
ここで大切にしたいのは、院長は経営者だということです。情報を相手に伝えなければ、相手が共感して、一緒の方向を向いて進んでいくことが難しくなってしまいます。寡黙な性格なので、ずっと黙っているということでは上手くいきません。
話すことが得意でなければ、メールや紙、マンツーマンなど様々な方法があります。
どうすれば相手に伝わるか、淡々と伝えることができる方法を選択し、患者さん、職員、関係企業の人に対しても、自分らしく誠実に伝えることが大切なのではないでしょうか。
自分の性格に正直に、疲れない程度に、対応していくことが大切だと思います。
最後に「地に足をつけて生きろ」という本をご紹介したいと思います。こちらは“反自己啓発”とも言える本です。
成功すること、幸せになること、生産性を上げることが注目される昨今ですが、この本では、自分にプレッシャーをかけるのではなく、地に足をつけて、着実に地道に歩んでいくことが大切なのではということを主張しています。
また、この本は 己の内面を見つめるな、と主張しています。私は自分の内面を見つめ、自分の感情を大切にすることが豊かさにつながると思っています。
私がこうした本を読むのは、自分が良いと思うことだけでなく、反対の意見も知ることで、よりニュートラルに、色眼鏡をかけずに選択ができると考えるからです。
もし気になる方がいらっしゃいましたら、ご覧いただければと思います。
今回いただきました質問に対する私の答えは、「自分らしく誠実に情報を伝達していけば経営は上手くいく」ということです。
ぜひ、自分らしさを見つめ、自分らしく情報伝達するということを大切にしてみてはいかがでしょうか。ご参考にしていただければ幸いです。
詳しくはこちらの動画をご覧ください。
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