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令和時代の売り上げ2億円超え戦略とは?鍵は明確なコンセプトとチーム運営|院長Q&A

医療経営チャンネル IGYOUTVでは、院長先生から寄せられたご質問にお答えする動画を配信しています。今回は、「2億円を超えるためにはどうしたらよいのか」というご質問に対して、現代に合った方法をご紹介させていただきました。

令和時代の2億円超えの戦略

2億円を超えているところは2つのケースがあります。

①分院展開し医療法人として超えているケース

②1つのクリニックや歯科医院で超えているケース

今回は両方のケースに共通しているものをご紹介したいと思います。

良い機能や良いサービスが溢れている現代では機能的価値だけでは差別化が図れなくなり、クリニックも集患、採用などにおいて、感情的価値を見出していく必要が出てきています。

広告宣伝を出すだけでは上手くいかないと感じている先生もいらっしゃるのではないでしょうか。

現代は手段よりも目的や本質が重要視されるようになり、ここで重要なのがベースとなるコンセプト、つまり当院の特徴がしっかりと明確に打ち出せているかということです。

広告宣伝費に関しては、地域に関係なく費用対効果が高いのがWEB広告です。月間の売り上げの5%〜10%を広告宣伝費にあてていただくのが良いと思います。

クリニックの紹介だけでなく、どんなクリニック・歯科医院なのか、何に強いのか、どんな困りごとに対してどのような解決方法があるなど、コンセプトが明確であることが広告の費用対効果をアップするポイントです。

また、新患獲得に向けて動くのと同時に受け皿となる職員の数を増やしておくことが大切です。急に規模が大きくなることや職員の離職に備えて、人員は多く確保しておくのがよいと思います。

人材確保においても、当院で働くことでどんなメリットがあるのか、どのような医療を提供していきたいのかなど人材に対してのコンセプトを発信することに加えて、価値観の統一や曖昧さの排除のための業務ミーティングを実施しているなど、どのような組織作りを行っているかを明確にすることが大切です。

そして新規患者数を毎日、毎週、毎月確認し、目標を管理することも重要なポイントです。2億円を超えている先生のほとんどが広告宣伝費や新患の数、費用対効果を把握されています。

また、ミーティングの中で、働く職員と目標を共有することも重要です。

2億を超えるかどうかの分かれ道はここ

売り上げ1億円は、前述したことで達成する可能性が高まりますが、先生自身のモチベーションの低下や疲弊、職員のトラブルや離職などもステップアップの妨げになることがあります。

ここから更に売り上げを伸ばしていくためには、先生だけで物事を進めていくのではなく、本部や運営機能を備えていくことが重要です。つまり、運営に携わる幹部を育て、マネージャー、リーダーを育成する、人材研修、広告宣伝などを行う職員を持つということです。ここが2億円を超えるか否かの分岐点になると考えています。

また、自動化できるものは自動化し、分担できるものは分担するなどして、先生を含めて職員のオーバーワーク問題に取り組むことも不可欠です。オーバーワークが続いてしまうと職員の離職にも繋がりかねません。こうしたリスクを排除していくためには、定期的・継続的な採用や組織作りの重要性が増してきます。

効率化やリスクヘッジを図る上で、勤務医を雇うということも選択肢として出てきます。そうなると勤務医の管理なども求められるようになり、本部機能を備えチームで診療所運営をしていくというスタンスに切り替えることが大切になります。

自分ひとりで行うのではなくチームで運営していくということが、2億円の壁を超える鍵になるのです。

こうして軌道にのり、勤務医が常勤、勤務日が増えるなどすると増築や分院、チェア数の増加も視野に入ってきます。

ここでも、どんな組織か明確であればあるほど採用がうまくいき、組織作りも良い方向に向いていきます。組織が大きくなるに連れて、組織作りの根底にあるコンセプトも強くしていく必要があるのです。

2億円突破への道 まとめ


以上のように現代に合わせた売り上げ2億円を超える方法をご紹介してきました。

まずは広告宣伝費の予算をしっかり確保し、コンセプトが明確になっている広告を打ち出していく、そして費用対効果を把握しておくということです。

オーバーワークにならないため、人員確保においてもコンセプトは重要で、価値観を揃え、情報をすり合わせるミーティングの時間をしっかり確保することで、人材が定着する組織作りを目指します。

そして患者数など目標を明確にし、職員と共有していくことです。

こうして1億を超えてくると先生自身の負担も大きくなるため、先生個人ではなくチームとして運営していくという方針に切り替えます。

離職防止や定着、人材育成、業務改善など効率化を図っていき、さらにコンセプトを理解した勤務医を雇っていく、その後、増築や分院展開なども選択肢として広がり、2億円の売り上げに繋がっていくと思います。

ご参考になれば幸いです。

詳しくはこちらの動画をご覧ください。

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著者:IGYOULAB編集部(イギョウラボ)

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