【2024年振り返り】人気研修ランキング | 現場を変えた研修トレンドと成果分析
2024年、IGYOULABの運営会社であるトゥモロー&コンサルティングでは、年間150回もの研修を実施しました。
今回はその中で特に注目を集めたテーマをランキング形式で振り返り、現場で得られた成果や2025年の展望について解説します。
現場で実際に直面している問題や課題が明らかになると同時に、他院がどのような研修でそれに対応しているか、具体的な事例として参考にしていただける内容となっています。
ぜひ動画もご覧ください。
目次
トゥモロー&コンサルティングの研修の強み
トゥモロー&コンサルティングの研修は、「事業成長をゴールにする」という明確な目的を掲げて設計しています。
単なる知識提供にとどまらず、参加者が楽しみながら取り組める内容が特徴で、その上で離職防止やスタッフの定着、職場環境の改善など、具体的な成果が現場に反映されるよう工夫しています。
全体の3割が知識付与、残りの7割はワークショップという構成で、課題を主体的に解決する力を養成します。
事業課題に合わせたテーマ設定が、「現場での実践を通じて確実な成果を引き出すことができる」と多くの現場でご評価いただいています。
2024年も幅広いテーマで研修を実施させていただいた中で、特に注目を集めたものをランキング形式でご紹介したいと思います。
第5位:簡単!動画マニュアル
第5位は、業務の効率化と情報共有を促進する「簡単!動画マニュアル」の研修です。
離職率の増加や診療報酬改定により業務が複雑化する中、新人スタッフが早期に業務を習得できる仕組みとして、多くの職場で注目を集めました。
この研修では、スマートフォンを活用し、撮影から編集、アップロードまでをわずか20分で完了できる簡単な手法を実践します。
動画は紙やテキストのマニュアルに比べて情報量が多く、視覚的に分かりやすいという利点があります。また、情報の更新が容易なため、常に最新の内容を共有できる点も大きな特徴です。
業務効率の改善と生産性の向上に大きく貢献するこの研修は、多くの職場で「実用的で導入しやすい」とご好評いただきました。
第4位:捉え方ワークで前向きに
続く第4位は、職場内のコミュニケーション摩擦を改善し、ポジティブな職場環境を育む「捉え方ワーク」です。
離職の大きな要因であるコミュニケーション不足を解消することを目的としたこの研修は、前向きな思考を育み、チーム全体の連携を強化します。
この研修では、受け手の捉え方を変えることで無駄な衝突を減らし、職場の雰囲気を改善する手法を学びます。
人の捉え方の仕組みを理解することで、患者さんの気持ちをくみ取る力も高まり、クレーム対応の質も向上します。
チームビルディングの一環として非常に効果的で、多くの職場でご採用いただきました。
番外編
第3位をご紹介する前に、ランキング外ながら特に印象に残ったテーマを紹介したいと思います。
・災害予防・対策
「怪我人ゼロ」を目指す災害予防策を考えるこの研修では、避難訓練の実施や災害予防策のマニュアル化、災害委員会の設置などにつながり、安全性向上に大きく貢献しました。
・クレーム・カスタマーハラスメント対策
クレームやカスタマーハラスメント(カスハラ)対策研修も多数実施しました。
10月以降、特に多かった印象です。
スタッフのストレス軽減と対応力強化が評価されました。
・ 社会貢献活動
社会が良くなるための「利他的思考」を生み出すことを目的に、ゴミ拾いの企画の仕方など、職場に社会貢献活動を導入するためにできる身近な取り組みをワークショップ形式で実施しました。
第3位:To-Do会議を導入
第3位にランクインしたのは、行動に直結する会議スタイルを学ぶ「To-Do会議導入」の研修です。
2024年、多くの職場で「生産性をいかに向上させるか」が重要な課題として浮上し、このテーマが特に注目されたように感じます。
この研修のポイントは、会議の最後に「誰が」「何を」「いつまでに」を具体的に決定することで、タスク管理を徹底し、行動に結びつけることです。
従来のように、議論が長引いて結論が曖昧なまま終わる会議の問題点を改善するための実践的な内容となっています。
生産性向上に直結する会議スタイルとして多くの職場で採用されました。
第2位:相互理解と心理的安全性
第2位は、不動の上位テーマである「相互理解と心理的安全性」です。
新人スタッフが安心して働ける環境を作ることが、離職防止の要として注目されました。
この研修では、業務外での会話を通じてお互いを理解し、職場の信頼関係を強化することに重点を置いています。
「溶け込めなかった」「やりがいが見いだせなかった」と辞めるケースが多い中、お互いの人柄を理解する時間を確保することで、離職率の改善とスタッフの定着率向上が実現します。
職場全体でのつながりを深めることで、働きやすい環境が整い、業務効率化にも大きく寄与するこの研修は毎年人気のあるテーマです。
第1位:脱俗人化ワーク
そして、2024年最も注目を集めたのは「脱俗人化ワーク」でした。
特定のスタッフに業務が集中しない仕組みを作り、生産性向上と職場全体のスキルの底上げを実現する取り組みは、まさに時代を象徴するテーマとも言えます。
バリバリ働くベテランスタッフが業務を抱え込み、生産性が停滞する問題に対処するため、業務の標準化やタスク分散化、アウトソーシングや自動化を推進することで全体の業務効率が改善し、誰でも同じ質の業務をこなせる環境が構築されます。
この取り組みにより、職場全体の負担が軽減され、ミスが減少する、休暇取得が容易になるなど、働きやすい環境が実現しました。
「全体の底上げ」を目指したこの研修は、多くの職場において、目に見えた生産性向上に寄与することができました。
まとめと2025年に向けた展望
2024年は、「生産性の強化」や「働きやすい職場環境の構築」が大きなトレンドとなった1年でした。
労働環境の変化や人材不足が進む中、効率化を図りつつ、スタッフが安心して働ける職場を作ることが求められ、今回ランキングに挙げた研修テーマは、時代の流れを反映し、多くの職場で具体的な成果を上げていただくことができたように思います。
2025年もトゥモロー&コンサルティングでは、こうした現場のニーズをさらに掘り下げ、実践的な研修とコンサルティングを継続して提供してまいります。
対面での個別サポート(オンライン)をご希望の場合はZoomコンサルティングや現地研修を通じた経営支援を行っています。
まずは、HPのお問い合わせからご相談ください。
IGYOULABでは、オンラインでいつでもどこでも研修を実現させる有料メンバーシップなど、多様な支援内容の準備を進めています。
忙しい医療機関でも柔軟かつ効率的に学べる環境を整備し、2025年も現場とともに成長し続けるサービスをお届けしていきたいと思います。
今後のさらなる挑戦と成果にご期待ください。
また、IGYOUTV(YouTube)では2025年のトレンド予測の動画も公開しております。よろしければ、こちらもぜひご覧ください。