WEB予約の導入メリットは利便性と経営効率に寄与!迷われている院長にお勧めしたい2大要素を短く解説|院長Q&A
先生の診療所ではWEB予約システムを導入されていますか?今回は、ある院長から「今さらだけどWEB予約システムは導入すべき?」というご質問をいただきました。
WEB予約について
①患者さんや診療所側のメリット
②経営戦略的なメリット
この2つの視点から考えてみたいと思います。
自分の都合で予約ができるメリット
WEB予約では初診と再診の予約のケースがありますが、、どちらもまずは患者さんにとって便利だというところが第一のポイントです。診療時間外でも予約でき、身体に不調があった際に、自分の都合で予約がとれるのは大きなメリットと言えるでしょう。
また、隙間時間を利用するためにWEB上で何でも事を済ませたい人もいます。
電話の場合、保留で待たされたりすることも度々ありますが、WEB上であれば、自分の都合で中断することもでき、自分のペースで物事を進められます。忙しい日常の中でWEB予約がとれることによって、気軽に予約がとれるという安心にも繋がるのではないでしょうか。
離脱防止を図りたい再診予約
再診予約において重要な視点が離脱防止です。
例えば、LINEでは「明日お待ちしています」「1週間経ちました」などとリマインドメッセージを自動で送ることができます。これまでの電話や手紙でお知らせしていた時に課題となっていたキャンセルや遅刻を事前に防ぐことができるのも、WEB予約のよいところのように思います。
そして何より「囲い込み」という点でもメリットがあります。通院が終わった人が、不調を覚えた際に、すでにLINEやWEB上で自分のアカウントを持っていると、新たに登録する手間を省くことができ、診療所に足が向きやすくなります。
経営戦略的なメリットとは?
ここまで患者さんや診療所にとってのメリットをお話してきました。ここからは経営戦略的に考えた時のメリットについて考えます。
WEB予約には時間帯予約、時間予約、順番予約がありますが、時間予約、時間帯予約をオススメしています。このところ賃金や物価が上がっている中で、保険点数という単価が決まっているという医療業界は、利益率が悪くなっている業界でもあるのです。
そこで、経営の利益率をよくするためには、いかに回転率、効率を上げていくかという戦略が必要で、最適効率にするためには時間との勝負になります。時間をコントロールすることができれば、回転率や利益率を上げることができるのです。
WEB予約を導入し、曜日や時間帯による混み具合を見える化することで、空いているところに患者さんを誘導する戦略を立てることができます。つまり、時間帯の状況が明確になることで戦略を立てやすくなるということが、大きなメリットだと考えています。
また、午前中の予約が多く午後が少ない状況であれば、職員の人数を午前に増やすということも可能です。来院する最大の患者数を想定して、一律に職員を配置すると支出が大きく利益率も下がってしまいます。それぞれの時間帯に合わせた人員配置によって、利益率の向上に繋がっていくのではないでしょうか。
この他にも、非常勤の先生に担当してもらう日を設けることや、理学療法士や管理栄養士による講座などのイベントや職員の勉強会を開催する時間帯を、どこに設けるかという判断もしやすくなるのです。
こうして自分たちで時間をコントロールできる戦略に転換していけることがWEB予約のメリットだと思います。
WEB予約を導入すると月額料金がかかりますが、それ以上のメリットがあると思いますので、先生のやりたい医療と矛盾しないかを考えた上で、一つの選択肢としてご検討していただければと思います。
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