検索されやすい、読みやすい記事へ 診療所のブログをアップデートする方法とは?|院長Q&A
開業されている先生からのご質問にお答えする院長Q&A。今回は「診療所のブログを充実させたいけれど、どうしたら良い?」というご質問をいただきました。
ブログの記事を読んでもらうためには、SEO対策という点を押さえつつ、記事が書きやすくて続けられることも重要だと思います。ブログを充実させる方法は様々ありますが、今回は、「検索される方法」と「書きやすい方法」という視点からお話したいと思います。
最近多い検索キーワードを取り入れる
ブログはSEO(=検索エンジン最適化)対策として効果が見込まれると言われています。つまり、検索エンジンでの検索から自身のサイトに繋げる数を増やす効果があるのです。ちなみに、検索エンジンが検索結果を決めるためのルール=アルゴリズムは定期的に更新されています。
何かを検索していたら、偶然、先生のブログに辿りつくという流れが理想的です。
「内視鏡」で検索して内視鏡を行っている自身の診療所のブログ記事に繋げるということを考えている先生方は多くいて、リスティング広告を活用して、特定の記事にとばすということをされている先生もいらっしゃいます。
そうなると、正攻法ではありますが、例えば「名古屋市 内視鏡」と調べて自身のブログとぶのは難しくなるかと思います。
ここで大事なのが「何かを検索していたら間接的に自分のブログ記事がヒットする」という考え方です。
先ほどの「内視鏡」の例で見てみます。例えば人が「最近飲めなくなってきた」「体重が減らない」「夜中寝るときにお腹が痛くなる」「ゲップが多い」などと検索をすることを想像してみます。
そのときに先生が書かれているブログにとんで、「こんな病気の可能性もあります」「検査を受けた方がよいのでは?」などといった記事を読んで、来院に繋がったら理想的です。検索した結果、先生のブログにヒットしてクリックしてもらうことで、検索エンジンがこの記事は「よく見られている」と判断しSEOが上がるということになります。
よってブログを書くときには、いまの世の中の人たちが何を検索しているのかを考えた上で、タイトルの中にそのキーワードを入れていただくと良いと思います。
ワードプレスを使われている方は、タイトルや見出しにもキーワードを入れていただければと思います。もちろん本文中にキーワードが多く散りばめられていることも重要です。
例えば「最近噛めない」「さしすせそが言えなくなってきた」「嚥下問題」「飲み込めなくなってきた」などのキーワードから、「歯がないのでは?」「入れ歯が合っていないのではないですか?」という結論の記事に結びつけていくのです。
読み続けてもらえる記事にするには?
ではどのようにブログ記事を書いていけばよいのでしょうか。
入れるキーワードを考えたら、次のポイントはどんな構成で書くかです。ここでは、いかに読み続けてもらえるかということが重要になります。
クリックされたものの文章が長く読みにくいと、すぐに離脱されてしまいます。そうなるとSEOも下がってしまいます。いかに滞在時間を長くするかということが大切なのです。
そのためには「結論から書く」ことが重要です。
結論を書いたら、次にその理由を書き、その後、具体的な事例を書いていただくことと良いかと思います。なお、「かもしれない」という曖昧な表現は、あまり書かない方がよいと言われています。
結論、理由、事例の順に書いていただき、最後にもう一度、結論を書いてまとめていただければと思います。
発信し続けるためには?
ブログを書き続けることは難しいものです。思いついたことを書いていくと、内容に一貫性が無くなってしまいます。そうなると検索エンジンも一貫性がないので検索結果上位に上げるのを止めようという判断になります。
そこでカテゴリーを作って一貫性を持たせる工夫をしてみてはいかがでしょうか。
・病気について
・治療について
・健康について
・院内の取り組みについて
・お知らせ
例えばこのように5つのカテゴリーを決めて、検索エンジンやSNSなどでトレンドとなっているキーワードを参考に、カテゴリーに合わせて記事を書いていただければと思います。
カテゴリーが決まっていると職員のみなさんも書きやすくなるのではないでしょうか。
ブログを充実させる方法はたくさんありますが、今回は記事内に盛り込むキーワードや、構成に関してお話させていただきました。ぜひご参加にしてください。
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