効果的なドクターの求人方法とは？ 自院のサイトやSNSからのルートが増加｜院長Q＆A

院長からの質問にお答えする院長Q＆A。

今回は 「ドクターリクルートをどうしたらいいか」というご質問をいただきました。

「思うように求人が集まらない」「効率的に人材を集めるにはどうしたらいいのだろう」とお悩みになる先生は少なくないかと思います。

求める条件に合致したドクターからの応募を増やす、効果的な求人方法について、IGYOULABを運営する医療専門コンサルティング会社トゥモロー＆コンサルティングの事例を通じて紹介したいと思います。

こうしたご質問はIGYOULABの公式LINEから受け付けていますので、お気軽にお寄せください。この記事の終わりにご案内がありますので、ぜひご登録してご活用ください。

近年主流になっているドクターの採用ルート

最近のドクターの求人において、主流な採用ルートは大きく３つに分類されます。

昔から最も一般的なのは、「知人からの紹介」です。弊社の事例でも、先輩や後輩、業者の方、友人や家族などからの紹介が依然として多いです。人を介して出会い、会話をして、雇用条件が合えば働くという流れが続いています。

また、紹介会社を介したマッチングも非常に増えてきました。特に、クリニックや歯科の先生と早く出会いたい方にはオススメです。日々の業務に追われ、勤務医を見つけるのに数年かかることはよくありますので、時間をお金で買うという視点から見れば、非常に有益な方法だといえます。情報が豊富で対応が良い担当者と巡り合うために、複数の会社に登録するのが得策です。

一方で、最近では知人や紹介会社に頼らずに、自らオンライン検索を行い、求人サイトや診療所のホームページ、SNSを通じて直接連絡をしてくるケースが増えています。

この記事では、この「知人からの紹介」と「SNSなどを利用した直接的なアプローチ」を中心に、応募者を増やす求人のコツを紹介したいと思います。

自院で働く「メリット」「特徴」を準備し、提示する

求人をスタートさせるにあたり、まず重要なのは事前の準備です。ただ単に「代診の先生が欲しい」や「勤務医の先生が欲しい」と伝えるだけでなく、まずは医師が自院で働く環境や条件の「特徴」や「メリット」をしっかりと整理しておくことが重要です。

「特徴」とは、具体的には大体の給与、患者層、患者数、症例、勤務日数や時間などの就労条件、求められる資質などの情報です。

「メリット」に関しては、「ここだから学べること」や「どのような症例が学べるか」など、自院ならではの魅力をアピールすることが重要です。例えば、診療所では、患者さんが最初に訪れる医療機関として早期発見や治療の手助けができ、予防が可能であり、患者さんと長期的なお付き合いができるといった特長が挙げられるかと思います。

これらの情報をしっかり整理し、求人情報を効果的に発信することが成功への近道だと思います。

求職理由に対しての「アンサー」を発信する

そもそもどうしてこれらを準備しておく必要があるかというと、求職者が求める情報、ニーズに対する「アンサー」を事前に発信すること、それが応募者を増やす1番のコツだと考えるからです。

転職したいと思っている先生方には明確な理由があります。

「収入を増やしたい」「キャリアを積みたい」「ライフスタイルを変えたい」「何かとの両立がしたい」など「金銭面」や「キャリア」「ライフスタイル」に関することが多いです。

しかし、今のクリニックの求人は給与しか提示していない、もしくは給与すら提示していないところがほとんどだと感じます。

当然、「給与」を提示することは必要なことですが、この診療所で「何が学べるか、どのように働けるか」というところが、転職を考えている先生方が最も知りたい情報なのではないでしょうか。

先程の「特徴」や「メリット」に加えて、こういう「キャリア」が積めるという情報や、「週３日」「午前中のみの勤務可」「子ども連れ可能」など多様なライフスタイルに対応しているというところも最近の求職者の傾向として、魅力的な要素になるかと思います。

紹介会社を利用する場合でも同じく、こういったものがしっかりと明確になっていると進めやすくなると思いますので、いずれにしても求職者の求職理由に対しての「アンサー」を発信するということをぜひ、試していただきたいと思います。

現在は、医科も歯科もFacebookを利用している方がとても多いですし、SNSを利用している方ほど、キャリアについての情報を求めて検索されている方が多いです。

自院のホームページにリクルートページを作成するなどして、求職者の知りたい「アンサー」を記し、それをSNSでしっかり広く発信していただくことが最も効果的な求人方法だと思います。

今回は、弊社の実際の事例の中から特に実績を出している部分のお話をまとめさせていただきました。

ぜひ、参考にしていただければと思います。

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