どんな人でも受診しやすい診療所へ 大切にしたい多言語対応のあり方とは|院長Q&A
院長の質問にお答えする「院長Q&A」
「患者さんの英語対応はした方がいいのか」というご質問をいただきましたので、今回は英語以外の外国語を含めた多言語対応について考えていきたいと思います。
多言語対応の必要性とは
結論から申し上げますと、英語や中国語、ポルトガル語や韓国語などの外国語だけでなく、手話対応を含めて多言語対応だと考えています。
グローバル化が進んでいる現代、様々な人が医療機関にかかることが重要な時代になり、患者さんだけでなく、職員も海外の人を積極的に採用している診療所も増えてきました。
インクルーシブ=包括的、という言葉がありますが、医療は「誰でもどんな人でも」受けられることが重要な分野でもありますので、誰でもかかれる診療所を目指すことは、インクルーシブ時代において非常に重要な価値観だと思います。
多言語対応をきっかけに、様々な人がかかりやすい診療所は何かを職員のみなさんと一緒に考えてみてはいかがでしょうか。
言語だけとってみれば 現在はスマートフォンで対応することもできますし、厚生労働省などから出ている対応シートなどを活用することで外国語対応は可能です。
てみてはいかが
資料は、以下の厚労省のサイトをご覧ください。
さらに外国語を使用している方だけでなく、耳や目が不自由な方たちにも「安心して来てください」という姿勢を示しておくことが大切です。
「英語は得意ではありませんが、英語対応できます」「筆談で聾者対応できます」などのように「完璧な対応はできないけれど対応できます」ということをあらかじめ示すということです。
パーフェクトを求めるのではなく、対応はするので、困っていたら来てほしいというスタンスで受け入れることが大切なのかもしれません。
診療所全体で意識を共有し、開かれた多様性時代に前向きな職場づくりに取り組んでいただければと思います。
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